【最悪の事態】バイクのバッテリーがあがり走行不可に。
2024.09.28
考えうる最上級の最悪な出来事を経験
最低最悪の事態が起こってしまった。バイクのバッテリーがあがってしまったのだ。しかもとんでもなく何もない道の真ん中で。こうはなりたくないなと思っていたことがこんなにも早く現実となるとは夢々思わなかった。いわゆるフラグ回収というやつだ。今もそのバイクは道の横にある。盗まれないよう祈っておこう。
今回は完全に自分の怠慢で起こった出来事であり、自戒するほかない。というのも警告灯が数日前から点灯していたのである。週末バッテリーを変えようと数日前まで思っていたにも関わらず、いざ休日となったらそんなことは頭から抜けていて腑抜けたツラで意気揚々とツーリングに出かけたカス野郎は他でもない私だ。またもやADHDが発症してしまったわけで、本気で自分に嫌気がさしてくる今日この頃。
しかもレッカー保険に入っていなかったため、今必死になって情報を集めている最中であり、こんなブログを悠長に書いている暇などないのだが、書かずにはいられなかった。
親切なキャンパー集団に助けられた
日差しがかんかん照りのなか汗だくになりながらも孤独と戦いつつ押しがけで何とかエンジンを動かそうとするも動かない。
車通りが本当に少ないところで約1時間ほど立ち往生しており、私はここで脱水症状となり死ぬかもなと思った矢先、親切なキャンパー集団が声を掛けてくれた。
バッテリーを充電したり、押しがけを手伝ってくれたりしたがそれでもエンジンが始動しなかった。キャンパー達の貴重な時間を奪ってしまったが、この親切さにかなり救われた。
「どこが目的地だ?」と聞かれ「マリーバです」と返答。
そしたらなんと「マリーバまでは無理だけどディンブラという街まで送ってくよ」と言ってくれお言葉に甘えDimblahまで乗せてもらった。
バイクは道の横に現在も隠しており、盗まれないかだけ心配。
ディンブラに到着するもマリーバに帰る手段がないことに気づく
オーストラリアの田舎は交通手段が全くと言っていいほど何もない。バスもないし電車もない。タクシーも配車アプリも機能していない。もうお手上げ状態で途方に暮れていた。マリーバにいる友達数名に声を掛けつつも、ダメ元でバーで飲んでる人に声を掛けまくっていたらなんとマリーバまで送ってくれるというダンディーな現地の方と出会った。そばにいたドイツ人女性もマリーバに行くようで一緒に同乗することになり無事にマリーバに帰ってくることができた。
1日で2回も助けられて私は運がいいのかもしれない。
オーストラリア人の親切さに救われた
この日、私はオーストラリアに来て一番現地人とコミュニケーションをとった日であり、オーストラリアの方々の温かさを知った日である。不動のバイクをどうするか問題はあるもののとりあえず拠点に帰ることができたので、これからゆっくり考えるとしよう。
ダメ元でもやはり行動に移すことで活路を見出すことができることを改めて実感した日でもあり、この出来事は一生忘れることのできない大切な思い出となるだろう。